【CV書き方マニュアル⑦】
References: 履歴書に推薦人は書くべき?
CV(レジュメ)書き方マニュアルの最後は “References” です。
日本では馴染みのないこのリファレンス。どんなものなのか紹介したいと思います。
Reference(リファレンス)とは?
英文履歴書のReferenceには、推薦人の情報を記載します。
面接後、その企業があなたを採用したいと思った時に第三者である推薦人(referee)に連絡をとり、あなたの過去の働きぶりなどを聴取します。
このreferenceの提出のタイミングはだいたい採用が決まった後か面接後で、基本的に二人分の情報の提出を求められます。
Refereeはあなたが以前働いた職場の上司であることが多いので、最低でもひとり、直近の仕事からのrefereeにコンタクトをとることが多いようです。
また電話やメールでの連絡ではなく、refereeに推薦状 (Reference letter) を書いてもらうパターンもあります。
履歴書にRefereeの記載は必要?
仕事に応募する段階ではreferenceの提出は必要ないといわれているので、CVには推薦人の情報は書かなくてもよいとされています。
なのでCVのReferenceのセクションには “Available upon request.” と書きます。
しかし!!
CVにあらかじめ Referee情報をのせておくメリットもあるので紹介します。
[メリット]
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Referee(推薦人)情報の書き方
Refereeの情報として書くといいのは以下の項目です。
※CVに記載する際は、推薦人に許可をもらってからにしましょう!
- フルネーム
- ポジション・役職名
- 会社名
- 会社住所
- 電話番号(推薦人に直接つながる番号があればベスト)
- Eメール
Referenceは誰にお願いする?
■一般的なReferees
- 現在働いている会社の雇用主
- 以前働いた会社の雇用主(応募する仕事に近い業種がベター)
- 上司・スーパーバイザー
- 先生
■会社の人で推薦人をお願いできる人がいない時
- 仕事上の知人・取引先の人
- お客さん
- 指導者・組織でリーダーをしている人
- 友達に推薦人になってもらい、部下として働いたことにする(←最後の手段)
Refereeは日本人でも大丈夫?
推薦人が英語が話せる人であれば問題ないです。そうでない場合は工夫が必要です。
もしまだあなたが日本にいるのであれば、あらかじめ推薦文を日本語で書いてもらい、それを翻訳サービスなどを使い英語にした文章をパソコンで作成、サインをもらい、原本を持ってワーホリに出発というのもひとつの手です。
推薦人がメールでなら英語のやりとり可能という場合は、”(Available for English communication by Email.)” など、なにか一言付けくわえておくといいと思います。(どのみち、わざわざ国際電話をかけて推薦人に連絡をとる企業はいないと思うけど。)
ボランティアをして海外での就労経験を作る!
Referenceを提出する時に、推薦人がその国の人(ワーホリで滞在している国)のほうがやはり強みになりますよね。
だけど海外でまだ一度も仕事をしたことがない場合、その最初の職歴をつくるのがなかなか難しい。
そんな時におススメなのがボランティア!
以前こちらの記事【ローカルジョブTips】英語力が高くなくても採用されやすい仕事集でも紹介しましたが、英語圏でのボランティア活動は日本とは少し違い、立派なワーク・エクスペリエンスとして履歴書に書けます。
私も実際チャリティーショップでボランティアをして、店頭での接客や寄付された衣類の仕分け・値付けをしました。そこの店長さんに推薦人になってもらい、その後レディースアパレルブランドMANGOでの仕事をゲットしました。
まとめ
以上でCV書き方マニュアルシリーズは終了です。
私も最初は慣れなくて、英語で履歴書をつくるのは大変でした。でもインターネット上に豊富に見本があるので、とにかくたくさん見てどうやってフレーズを書くのか覚えました。
CVを一通り書き終えたら、最後はネイティブにチェックしてもらいましょう!
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CV書き方マニュアル一覧
【CV書き方マニュアル②】Contact Details: 個人情報の書きかた
【CV書き方マニュアル③】 Personal Statement: パーソナルステートメント
【CV書き方マニュアル④】Work Experience: 職歴
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