【CV書き方マニュアル④】
Work Experience: 職歴
>Work Experience |
CVの中でとっても重要な職歴 (Work Experience) ですが、英文履歴書では日本の職務経歴書のように業務内容も一緒に書きます。さっそく詳しく見ていきましょう。
書く時のポイント
1.直近のものから書く
日本では古いものから書く編年体が一般的ですが、英語圏は逆編年体 (Reverse chronological order) が基本。
2.Be Relevant(関連性)
応募する仕事につながるもの、関連のあるものだけ書きましょう。
3.何でもかんでも正直に書かきすぎない
働いた期間は正確に書くべきというアドバイスも見かけますが、経験上、相手はそこまでちゃんと見ていないので多少の調整はOKだと思います。
特に多くのワーホリさんが応募すると思われるホスピタリティ系(飲食店)やショップ店員がそう。
もし働いた期間が短いけど希望している仕事に有利になるような職務経験や、働いていなかった期間が長くそれが不利になりそうな場合は工夫してみましょう。
現地の人や、ヨーロッパなどの他の国から来ている人に比べると、良くも悪くも日本人は真面目で正直、控えめで、積極性では後れをとりがち。
なので時にはちょっとだけずる賢く生きることも、海外で生活するには必要なんじゃないかなと思います、個人的に。
ただ、Referenceをもらっている会社で働いた期間には注意が必要です。
採用されたときに新しい雇用主がrefereeに連絡をとることがあるからです。この時に履歴書に書いた内容とあまりに大きな違いがあると信用を失ってしまうので気をつけましょう。
書く項目
職種 (Job Title)
英語での職種名の書き方で参考になる記事はこちら。
Plus Life │ビジネス英会話に使える業種・部署名・役職・職種まとめ
勤務先名(Company name)
「株式会社」を表す ”Ltd. (Limited)” などは、実際に働いた会社のホームページの会社情報やページ下の ”Copyright ©” でどのように書かれているかチェックしてみましょう。
もしわからない場合はこちらの記事を参考にしてみてください。
MYスキ英語│「株式会社」を英語で表記|名刺などでも使える4つの表現
勤務地 (Location)
勤務地のある都市、国(または州)を書きます。
(例)
Tokyo, Japan Sydney, New South Wales (NSW) London, England |
在籍年月(Dates of Employment)
(例)
Apr. 2015 – Present (=現在) Apr. 2015 – Feb. 2017 April 2015 – February 2017 |
職務内容 (Job Responsibilities / Duties)
・基本的に ”I” は省き、動詞で書き出す。
在職中の場合は動詞の現在形か –ing形、過去の場合は –edに書き直す。または” Responsible for” で書き出す。
・直近のもの以外は簡潔にしてもよい。
・箇条書きも可。
(例)
Organise and merchandise store, allowing items to be easily located. Serving customers at the sales counter. Responsible for the daily management of the till. |
書く内容に困ったら”Job descriptions” や ”Job responsibilities” でネット検索するとたくさん出てきます。
また、こちらのサイトもとても見やすいのでよかったらチェックしてみてください。
業績(Achievements)
スペースに余裕がある時はこの項目も追加するといいと思います。箇条書きで書きます。
(CVが2枚で収まらないときはこの項目自体を省いていいと思います。もしくは職務内容にさりげなく盛り込む。)
書き方は職務内容と同じような感じです。具体的な数字(パーセント)などを入れると良いでしょう。
(例)
Responded to over 85 customer calls daily and solved 90% of their concerns. Served customers in a positive way, receiving two customer service awards in the past year. |
好感度アップワードを使おう!
職務内容や業績を書くときに、使うと好ましい単語(動詞)があります。それを”Action words”(アクション・ワード)や“Power verbs”(パワー・ヴァーブ)といいます。
先ほど紹介したWorkable │Job descriptions やネットで出てくるCVサンプルのほとんどはすでにアクションワードが入っているのでそんなに気にすることはないと思いますが、「そうゆうのもあるんだ」ということで知っておくといいと思います。
ここにスキル別に単語をまとめたリストがあるので、こちらもチェックしてみて下さい。(管理能力、問題解決能力、コミュニケーション能力など。)
UNI CareerServices│Power Verbs For Your Resume
サンプル・テンプレート
DayJob.comはとにかくサンプル(職業別)の数が豊富。自分に合ったものがみつかるはず。
また無料のテンプレートもダウンロードできます。(Wordファイル)
その数12種類。スタイリッシュ、プロフェッショナル、エレガント、1ページ、2ページ用などいろいろあります。
サンプルの内容が簡潔で初心者さんにおすすめ。
こちらも無料テンプレートあります。テンプレートはシンプルで見やすく、とても使いやすそう。色合いやフォントがやわらかいので印象なので、女性はそのまま使えていいと思います。
まとめ
今回はCV(レジュメ)でとっても重要な職歴の書き方でした。
英語で職務内容を書くのは一見難しそうですが、職業ごとで内容はだいたい決まっていてインターネット上に見本がいっぱいあるので参考にしやすいと思います。
そのままコピペした内容が相手に伝わってしまうとよくないので、いろんな情報源からゲットしたフレーズをうまく組み合わせて作るのがコツです!
Good luck.
CV書き方マニュアル一覧
【CV書き方マニュアル②】Contact Details: 個人情報の書きかた
【CV書き方マニュアル③】 Personal Statement: パーソナルステートメント
【CV書き方マニュアル④】Work Experience: 職歴
No Comment