【CV書き方マニュアル③】
Personal Statement: 志望動機
> Personal Statement |
CV(レジュメ)の一番初めに自分の連絡先・個人情報を記載したら、次に書くのがこの“Personal Statement”(パーソナル・ステートメント)です。
“Summary”、”Personal Profile”とも言います。
日本の履歴書でいうなら志望動機のようなものです。
書く時のポイント
●長さ
単語の数でいえば150 words程度かそれ以内、4~5行程度にまとめます。
●Cover Letterとかぶらないようにする
Personal Statementに書く内容はCover Letter(カバーレター)に書くことと似たようなものなので、カバーレターの内容をコピペしたような文章にならないよう工夫が必要です。
●応募する職種に関連した内容にする
●自分を売り込む文章にする
文の構成・含める内容
― Personal Statement の全体像 ―
【1.書き出し】簡単な自己紹介 【2.説明】これまでの仕事で達成したこと、貢献できるスキルをアピール 【3.まとめ】この仕事・会社に期待していること |
1. 書き出し – 簡単な自己紹介
How do you begin a personal statement?
Starting off with the ‘who are you?’ question, always aim to include a quick introduction as the first point.
An example opening for your personal statement could be:
‘A qualified and enthusiastic X, with over Y years’ worth of experience, currently searching for a Z position to utilise my skills and take the next step in my career’.
日本語にするなら、
現在、「to utilise my skills and take the next step in my career」ができる「Z position」を希望している、「over Y years’ worth」の経験があり、「qualified」で「enthusiastic」な「X」です。
といったところでしょうか。
これを私なりに解釈すると以下のようになります。
■=職業名。経験のある職業とこれから応募する職業が同じならそれを入れる。そうでなければ”individual”が無難。
(例)Waiter, Cashier, Sales Assistant, Barista
■=やる気がある、経験者であることをアピールするためのポジティブな言葉
■=希望している分野やポジション、キャリア展開、現在の状況
この3つの内容が含まれているのが基本的なパターンのよう。
他のサンプルもチェックしてみて下さい。↓↓
<Samples>
“A polite, well spoken and hard working waitress with experience of working in a busy restaurant environment looking after the needs of patrons.”
“An outgoing, sociable and well-presented shop assistant with a passion for first class customer service. Three years’ experience in a busy high street fashion outlet has instilled a desire to progress further in the retail sector.”
“A highly motivated and experienced PA, currently looking to resume my professional career after dedicating the last five years to raising a family.”
“A highly motivated and hardworking individual, who has recently completed their A-Levels, achieving excellent grades in both Maths and Science.” |
2. 説明 – これまでの仕事で達成したこと、貢献できるスキルをアピール
自分の仕事ぶりをアピールする文章は2行程度にまとめたいところ。
また、あとでCVの”Key Skills”にも仕事のスキルを書くので、かぶりすぎないようにしたいです。
業務を行う上で気を付けていること、強み、達成したこと、得意なこと、仕事への態度など、まずは日本語でいいので書けるだけ書き出してみてください。その中で応募する職種に合っているものから2~3つほどピックアップして使うとやりやすいと思います。
<Samples>
“Attentively at all times with a willing and helpful manner that is required to answer phone calls, taking reservations and prepare bills. Always approachable, cheerful and possessing good observation skills as well as the ability to work alone or as part of a team.”
“Attention to detail combined with fresh ideas has encouraged a positive relationships with managers, colleagues and above all customers. “
“Excellent admin skills, thorough knowledge of all Microsoft Office programs, as well as proficiency in minute-taking and extensive experience liaising with clients” |
3. まとめ – この仕事・会社に期待していること
サンプルを見ていると大体が「このスキルをさらに高められる環境で働けることを期待している」、「この会社で、自分の働きぶりに見合った対価を得ることを期待している」というような内容になっています。
英語で書いたときに、もし内容が書き出しの部分の”希望している分野やポジション、キャリア展開”と似た感じになってしまった時は、A:いっそ無しにするか、B:書き出しの”Currently seeking a suitable…”の部分をここに持ってきます。
<Samples>
“Keen to find a challenging position within an exciting employer where I will be able to continue to increase my work experience & develop my abilities.”
“Available for an immediate start & is currently looking for a suitable sales assistant position with a reputable company that rewards hard work.”
“Looking for a suitable position with a company that hires exceptional people and gives them opportunities to build their career.” |
インスピレーションをゲット
ここまでブレイクダウンして見てきましたが、いざ書こうとしても普段あまり使わない英語フレーズが多いので、なかなか難しいですよね。
これはもう正直、たくさんサンプルをみて慣れていくしかありません。
「Sales Assistant CV sample」、「Waiter CV Personal Statement」のように検索してみてください。
もし経験やスキルでどんなことを書いたらいいか思いつかない場合は、”job description”で検索すると、どんな人材やスキルが求められるか出てくるので、そこからインスピレーションを得るといいと思います。
(チームワークを持って働ける人、細かいところに目が行きとどく人、など)
キラーワードをCVに盛り込んで行きましょう!
CV書き方マニュアル一覧
【CV書き方マニュアル②】Contact Details: 個人情報の書きかた
【CV書き方マニュアル③】 Personal Statement: パーソナルステートメント
【CV書き方マニュアル④】Work Experience: 職歴
【CV書き方マニュアル⑥】Key Skills: 資格・スキル
【CV書き方マニュアル⑦】References: 履歴書に推薦人は書くべき?
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